■ ライター(中本穂積)コメント

 『ている〜』情報が結構世に出てから会誌に載ったお話。電撃姫さんに連載された短編
と文体と雰囲気を合わせています。髪を結ぶ前のチキが登場しています。樹雨の現象につ
いてすこし触れられていますが、現代でもメカニズムは未解明だったりします。
 ネタはコスプレイヤーさんとの何気ない会話から生まれました。「ブタマンの子ぉ可愛
いね」「は?」「ほら頭にブタマンとアンマンつけてる女の子いてるやん?」「へ?」
 会誌や電撃姫さんの『ている〜』の短編では、朗読的なデスマス体にはじめて挑戦して
みました。ユーザーさんは、どんな印象をもたれましたか? 私事ですが色々と得るとこ
ろがあり勉強になりました。今後はまたちがった文体を学んでゆくつもりです。
 ちなみに、チキが髪をおろした姿のテレカが作られるとか、作られないとか。ちなまな
くても、開発室の近所では樹雨が聞けます、べちゃ・・・べちゃ・・・嗚呼、牛久沼、河童大王。

■ あらすじ

 昭和のはじめ、門神のチキが夏眠につく以前、ソロもまだ普通に動けた頃の、モノノケ
たちの何気ない日常を描いたお話。

 意地っぱりで寂しがり屋なコマは、樹雨ふる雑木林のなかで、チキと一緒に遊びます。
チキには予感があったのでしょう、それはまるで仔猫を鍛える母親のような追いかけっこ
だったのです。

樹雨……濃い霧が枝葉に凝集し、水滴となって雨のように落ちてくるもの

■ 樹雨 〜ている・ている外伝〜 作:中本穂積

※樹雨……濃い霧が枝葉に凝集し、水滴となって雨のように落ちてくるもの

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